ストレスを求める瞬間

死ぬまでいなし続けていきたいと思っていたストレスに自ら突っ込んでいっている節がある。

 

それが僕の場合、ぷよぷよ(歴27年)と麻雀(歴20年)だった。

こんだけ長くやっていればかなり上達して、今では楽にストレスなくプレイしているかと思いきや、この2つだけは今プレイしてもストレスが発生している、理由はもちろん今でも負けることがあるから。

この2つのゲームの共通点に「絶対勝てるとは限らないゲーム性」があるからだと思う、少し性格は違うけど。

(もちろん2つとも僕が下手糞だからという可能性もあるが、ぷよぷよぷよぷよフィーバーというルールで県1位、麻雀はオンラインゲームの段位で10段超えている。)

勝てば気持ちいい、その快楽をまた味わいたいから続けて、負けたら負けたストレスで「次は負けない!」と思い悔しくて続ける。結果ダラダラと20年以上もやってしまう。

これがもし例えば他にドラクエとかだと、ドラクエはLvが上がりまくればストレスなく敵を倒すことができるため、プレイし続けるほど刺激が弱くなって最終的に飽きる。

ほとんどのゲームは極めるほど辿り着くことができるゴールが存在する為、そのゴールに近づけば近づくほどゲームから離れる可能性が上がっていく。

 

ひょっとすると他のことでも言えるかもしれない。

例えば仕事でも、もしゴールが存在したとして、そのゴールに向かって極め続けた境地は「つまらない」だと思う。

ただし仕事はどんなに正しくこなしたとしても時々ストレスが出る、例えば謎の客によるクレームとか。

それらで生じるストレスを時々浴びることで「つまらない」と思わせないようになっている。

もちろんストレスを浴びれば浴びるほど仕事を辞めたくなる。

ストレスの浴びすぎは良くない、かといってストレスを浴びすぎないのもマイナス、ということになる。

誠に不本意ではあるが、このままでは適度にストレスを浴びた方が長続きすることが証明されてしまう。

 

仮にストレスを浴びている割合が全人類同じだったとしても、それをストレスだと受け取るのは人間それぞれである。

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絵:夏ノ瀬いの先生

例えば10人中6人がストレスだと感じる事案があった時、逆に言えば4人がストレスだと感じていないわけだから、この6人に4人の意見を聞かせれば納得して今後ストレスだと思わなくなる可能性がある。(もちろん逆のことをすればストレス感じなかった4人が今後その事案に対してストレスを感じる可能性もある)

ただし10人中9・10人(大多数)が感じるストレスが存在する、これはおそらく避けられないストレスだから無理に回避しようと考えず受け入れる。

そしてこの行動が正しいということになる。

 

まず自分が(できれば死ぬまでいなしていきたい)ストレスを実は求めていたことを自覚しなければいけない。

このメカニズムを理解した上で"断ち切ることが自分にとって間違いなくプラスになる"という確信を持てば確実に辞めれることができるのだろう。

人が続けることができる理由であると同時に、辞めたいのに辞められない理由でもある。

ストレスとの接し方で鬱になる人がいれば、前向きに頑張れる人もいれば、中毒症状を起こす人もいる。

 

不思議な存在、ストレス。