働くということ

前にここのはてなブログに「俺の幸福論」という記事を書き、その後半に「幸せになる要素の1つに働くことも含まれる」みたいなことを書いたけど、

正直働かなくても幸せな人はいるのではないか?とも思ってきた。

なぜなら世の中にはテレビ・アニメ・映画・本・スポーツ・ゲーム・パチンコ・などなど大量の娯楽(死ぬまでの暇つぶし道具)が存在するため、限りなくこれら全てに興味を持って全部実行していればむしろ時間が足りないぐらい楽しい時間が過ごせるかもしれない。

 

では、はたして世界全人類が働かなくなったらどうなるか?

世界は滅びるだろう。

別に標的を世界にしなくても日本に絞ってもいい。

日本に住む人間が、全員死ぬまでの生活に困らないぐらいの大金を持っていて、かつ誰も働かなくなったら?

日本は滅びるだろう。

大金があってなおかつ働きたい人がたくさんいるならこの話は成立しないけど。

 

服を作る人も販売する人もいない(自分たちで作るしかない)。

水道局・電気会社・ガス会社等のライフライン系の会社が成り立たなくなり水・電気・ガスが使用できない。

大工がいないから家が建てれない、住む場所がない(自分で家を作れば別)。

農家がいないから誰も何も食せない(自給自足すれば別)。

まともな衣食住は手に入らないだろう。

そもそも全人類が大金持って働いていない時点で誰も金と交換できる物が無いから根底自体が存在しない気もするが…

 

 

ここまで話してて何が言いたいかというと、

要は人間は生きるために働いているのである。

金はあくまでもいろんな物の価値を具現化したツールであって、生きるために金が必要なだけなのだ。

そして人間は金が無いからこそ生きることができる証明でもある。

貧富の懸隔が問題視されている世の中かもしれないが、むしろ全人類が裕福になった瞬間地球は緩やかに死んでいくだろう。

実際に働かない(働けない)人が今もこうして生きることができる理由は、少なからず働いている人が存在しているから、でもある。

 

そして貧乏人は金で手に入る夢をいつまでも追いかけてはいけない。

どうしても諦めきれないならプロセスを変えるしかないだろう。