「ニートダディ(著者:三国正)」という漫画を読んだ

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ニートダディ(著者:三国正)


おそらくこの本を知っている人は日本国内でも(かなり)少ないと思う。

なぜなら、現在に至るまでにインターネットで話題になったことが全くと言っていいぐらいに無いからだ。

googleで検索してもネットショッピングで出回っていることを確認できるだけで、

この漫画の感想を語っている人やこの著者のwikipediaすら存在しない。

(twitterで著者の現状を気にしている人が1人いた)

 

自分がこの漫画に出会ったのは、10年前に(たしか)「本当にあった笑える話」という雑誌で、連載だったのか読み切りだったのかでとにかく1回だけの出会いだった。

その時たまたま読んだ作品は4コマスタイルで、著者が彼女の父から「マンション管理士の資格を取らないか?」と言われていたり、彼女と娘さんから両方話しかけられて酔ったり、元医者だった彼女の足癖がすごい、みたいな内容のエッセイで結構印象的だった。

 

それから今に至るまでこの作者の漫画に出会うことはなく(自分が漫画雑誌離れしてしまったこともあるけど)、ずっとこの漫画の存在を忘れて10年間生きていた。

しかしなぜか最近突然この作品を思い出した。

「なんか昔やわらかい系の雑誌で、高学歴(元医者)の女性と高卒でニートの男性が付き合って子供ができた話あったよなぁ…なんであの2人って出会ったんだっけ…?籍入れてるんだっけ?気になるな…ていうかなんてタイトルの漫画だっけ…?」

で、10年前のあの1回だけの出会いの記憶だけを頼りにタイトルを全力で思い出す。

ニートダディ、みたいな感じじゃなかったっけ?

当然地元の中古本屋では置いているわけがなく、ネットで漫画本を購入して今読んだ経緯である。

 

残念ながら自分が当時読んだエッセイの4コマは漫画本に掲載されていなかったが、彼女と著者が出会った理由はわかった。

ただ、この本の内容を紹介する気はない。

おそらく自分のこの日記でさえ誰も見ていない可能性があるぐらいの話題性だと考えると、内容を書く必要性が全く感じられないためである。

 

ただ、この漫画本をネットで買って今読めて、自分は非常に満足している。

もちろん今まで謎だった「彼女と著者の出会い」もわかったわけだし。

内容は言わないけど感想は言いたい。

本の帯に「最強にして最恐の鬼彼女登場!!」って書いてあるけど、

彼女の感性は至って普通だと思う。

自分が彼女だとして、こんな彼氏だったらそりゃ発狂もする気持ちもわかるが、

作中でも書いてるが「見る目が無かった」自分を呪うしかないのだろう…。

 

そして大変な思いをして医者になったのに医者を辞めている彼女にもったいなさを感じるけど、

彼女に医者が合わなかったのか、その勤め先の病院が合わなかったのか、ともあれ彼女も人生大変なんだなと思う、昔も今も。

 

で、上記でtwitterで著者の現状を気にしている人が1人いるって書いたけど、自分も一応気にはなっている。

おそらく著者は今漫画家としての活動をしていない。

インターネット上にあまりにも著者の情報が少なすぎるし、twitterとかのSNSで活動していないし、もし漫画家活動しているのだとしたら他にも単行本が出ているだろうし。

仮にもし同じ名前(PN?)で活動していたとしても間違いなく大成はしていない。申し訳ないが…。

つまり、今でも漫画家を続けている可能性よりも、漫画家を辞めた可能性の方が大きいと思う。

マンション管理士になっているのなら、あれ国家資格だから相当大変な思いをしただろう。

 

 

それにしてもやっぱり絵が描けるというのは羨ましい。

売れている売れていない関わらず、自分の作品を世に残すことができているのが特に羨ましい。

売れなければもちろん慈善活動じゃないし、生活に支障をきたすのはわかっているんだけど。